世界最大の生産高、「携帯電話といえば深圳」
携帯電話製造業ライセンスを取得してわずか1年の深圳金立通信設備公司は、今年の生産量予測が昨年の約2倍にあたる350万台だという。今年上半期の出荷量は月30万台を超え、オフシーズンにあたる7月でさえ26万台の数字を保持した。
世界で8台のうち1台が深圳製
設立されたばかりの深圳市無線電行業協会手機(携帯電話)専業委員会の最新データによると、深圳市に存在する携帯電話の生産企業は100社近く、今年の市内における生産量は1億台を突破する見込みである。この数字は、全国で携帯電話3台、世界でも8台のうち1台が深圳製ということになる。
ここ数年の成長を経て、深圳は「世界最大の携帯電話生産都市」として世界的に名前を知られるようになった。
また同データによると、深圳の代表的な携帯電話製造メーカーは20数社あり、これら企業だけで全国30%以上のシェアを持つ。また、国内のいわゆる「有名ブランド携帯電話」メーカーの3分の1は深圳市に本部を置いているという。また、海外の著名ブランドの多くが中国での生産地として深圳を選んでいる。企業ごとのデータを見ると、ノキアおよびモトローラの生産代理を行っている富士康科技グループの場合、年産量は1,500万台にのぼる。サムスンやフィリップスの深圳基地では同1,000万台を超えている。また、携帯電話業界の新鋭・奥克斯(AUX)は今年度中に約1億元投資のもと、従業員3,000人規模の深圳新工場を設立する予定である。
部品調達も簡単、理想的な産業サイクル
深圳で携帯電話生産がここまで発達したのには、材料や部品類が手軽に入手出来る産業サイクルが確立されている点も大きい。チップの加工以外に、携帯電話には200以上の部品が必要だが、深圳にはこれらの生産工場や基地が全て揃っている。天馬微電子、比亜迪電子、賽爾康技術などが、業界でも有名な部品製造メーカーである。
生産だけでなく、携帯電話の販売台数でも深圳市は国内トップにつけている。年間の販売台数は1億台に近く、販売代理業者は700件以上にのぼっている。また、携帯電話の販売に関わる人口は10数万人で、年間の販売総額は2,000億元になるという。


